ギャング2

勝嚴寺の新入りです。

なんといってもギャングに似ているところがとことんかわいい。
ただ、性格はまるっきり違うんですよね。

とにかく人懐っこい。
ギャングはとにかく人に抱かれるのが嫌いでしたから。

新入りはとにかく甘えてきます。しつこいくらいです。

ただひとつ問題なのは、みゃおす(最近はスケオと呼ばれておりますが)と、ひめとの折り合いの悪さ。

みゃおすと子ギャングと初対面は凄まじかった。両者のブチキレっぷりは見事でした。お互い10分近く威嚇しあって、もう人間同士の喧嘩の仲裁するくらい疲れました。

最近では上下格差は歴然としてあるものの、だんだん仲良くなってきております。
ただ、チワワのひめたんとは未だに折り合いが悪いようです。

当初から尻尾に傷があり心配していましたが、数日後やっぱりポロリと取れちゃいました。

みゃおす

ギャングが死んで1ヶ月後、ふらりとお寺に迷い込んできました。
ギャングと違い、性格は温厚で人懐っこい。

鳴き声がかわいく、人に長時間抱かれるのも嫌がりません。
若干体が弱く、ちょこちょこ動物病院のお世話になっています。

複数のメス猫と近所でデートをしている現場の目撃情報が数件寄せられています。
きっとネコ界ではかなりのイケメンなのでしょう。

もちろん去勢手術は済ませております。いちお『みゃおす』という名前があるのですが、なぜか『すけお』と呼ばれています。

ひめ

こうたんが死んで4ヶ月が経過しても、住職は酒を飲むと必ずこうたんを思い出してはいちいち涙しています。

そんな折り、北九州の正和塾代表・篠原一則先生が、こうたんと同じロングコートチワワの産まれたての仔犬を譲りましょうかとおっしゃってくださった。
こうたんが死んでさほど間もないから迷いましたが、家族会議の結果、犬の悲しみは犬でしか癒せないとの結論に至り、1匹譲っていただくことになりました。

こうたんは、犬好きの皆様には愛されましたが、檀信徒の中には当然犬が苦手な方もいらっしゃる。
こうたんは、とにかく来客に吠えまくって、お寺としてはその点にとても手を焼いたものです。今回は熟考した上で、統計的におとなしい雌をいただくことに。

期待通りのあまり吠えないおりこうちゃんではなく、こうたんをはるかに凌ぐ吠えっぷりで、日々、参拝の皆様にストレスをかけ続けています。

 

かつて勝厳寺で暮らしていた動物達

でんでん

三瀬峠で拾った哀れな雑種犬「でんでん」。
年齢不詳。

幼少期に何らかのトラウマがあったとみられ、非常に人間におびえています。
雑種でも男前。

食べ物の食べ方は品がないが、「待て」といわれればちゃんと待てる利口な面もあります。
食べても食べても太りません。 きっと、身体の中になんらかの虫がいるのかもしれません。
定期的に虫下しの薬は飲ませていますが、常に飢餓状態で、ますます哀れです。

一度だけ脱走して、保健所まで引き取りにいきました。 あと数日遅かったら永久の別れになるところでした。
普段は本堂と広間のあいだの中庭に暮らしています。投げたエサを見事にダイビングキャッチしてみせるのが特技。ぜひ次回お寺に来られた際はでんでんにエサを。

(平成29年7月2日命日 老衰により没 享年不明)

もこら

勝嚴寺といえば『ウサギのもこら』。
いわずとしれた勝嚴寺の圧倒的な人気者の「もこら」は、ネザーランドワーフ・ライオンヘッドという種類の、ちょっといい生まれの、いわばうさぎ界の貴族です。

性格は、万物に無関心で、犬猫になれた方はあまりのなつかなさに寂しい思いをなさることでしょう。
別に人間を嫌うわけでもなく、警戒するわけでもなく、でも特に好きでもない。

まれに、200人にひとりぐらいの割合で人に咬みつくことがあります。顔の辺りを執拗にさわりすぎないでください。

もこらもウサギの平均寿命を超えました。平成24年で8歳です。

全く感情を出さないのでストレスがあるのかないのかさっぱりわかりませんが、これからも長生きしてほしいものです。

(平成26年8月30日命日 老衰により没 享年不明)

こうたん

勝嚴寺の小さな番人、ロングコートチワワの「こうたん」です。
無差別に吠えまくって、檀信徒の皆様にはご迷惑をおかけしております。

本人は番犬を気取ってますが、来訪者に気が付くのが人間とほぼ同時か、むしろ遅かったりするのがご愛嬌。
しかも、飼い主家族とお客さんの区別がつかない。
顔を見て『あっ、しまった』みたいな表情を見せます。

よく脱走して近所のメスのチワワの家にいるところを拘束されます。
もしお寺の敷地外で見かけたときはご一報ください。
ちなみに人間には威勢がいいくせに、新入りの猫に完全服従しております。

(平成25年3月29日命日 交通事故により没。享年9歳)

ギャング

もらい猫です。
空手の道場生から、台所のネズミ退治用に譲っていただきました。

一番新入りのくせに、とてつもなく態度がでかい。
しかも凶暴。
いつもコウタンを攻撃してます。
まさに『ギャング』という名前がふさわしい。

だから、このごろ去勢してやりました。でも、あまり性格に変化が見られません。夜中に出歩き、朝方帰ってきては、昼間ずっと寝てるという典型的な不良少年。

(平成24年9月26日命日 交通事故により没。享年1歳)

かちがらす

佐賀県の県鳥。国指定天然記念物。

近年、その数が減少しているカチガラス。

最近としては珍しく勝厳寺境内地の樹木に営巣し、家族をはじめとして周囲を期待させましたが、勝厳寺の影の帝王ギャングの執拗な攻撃に合い、残念ながら最近は栖を放棄した模様です。

注※
別にカチガラスを勝厳寺で飼育しているわけではありません。
自然に境内地に住み着いているだけです。あしからず