『 説のごとく修行すべし 』

修行とは、佛の教えを実践すること

釈尊は、数え切れないくらいたくさんの人々に、理解能力や性別、年齢、身分、民族など相手の立場、環境に応じてわかりやすく菩提に至る智慧を授けられました。

佛がお説きになった真実の言葉を文字にしたものを『経』と言います。現在数え切れないほどたくさんの経典が残っていますが、経の中でも最尊で最上の教えが法華経です。 釈尊はこの法華経を残して入滅されました。

現代に生きるわれわれは、釈尊の残された智慧の結晶・法華経とどのように向き合えばよいのでしょうか。

法華経の中で進められているだけでもたくさんの修行法がありますが、なかでも代表的なものをいくつか紹介します。

精進こそ佛教の根幹であり、修行なしに菩提には到達できません。

これらの精進法は、全て生活に密着しているものです。けっして非日常の特殊な、大がかりなものではありません。

 

ところが、いざ実行するとなると、どれも難しそうなものばかり。

われわれは最初から完璧を目指すものではありません。なかなか実行できない小さな自分と否が応でも向き合わねばならないことも大きな精進です。

さっそく今から、このなかのひとつでも実践してみましょう。

一歩踏み出したその日から、あなたは末法地涌の菩薩になります。

滅三毒(めつさんどく)

三毒とは、仏教において克服すべき最も根本的な三つの煩悩のことで、人間の諸悪・苦しみの根源とされています。

日常生活が三毒に染められていないか、常に反省していきたいものです。

・貪(とん):貪欲(とんよく)ともいう。はてしなくむさぼり求める心。

・瞋(しん):瞋恚(しんに)ともいう。怒りの心。

・癡(痴・ち):愚癡(ぐち)ともいう。真理に対する無知の心。

六波羅蜜 (ろくはらみつ)

菩薩が修めなくてはならない、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の6つの実践徳目のこと。

菩薩は、この六徳目を実践し、自利利他の大行を成就すれば、涅槃(佛の悟りの世界)に到ることができます。

 

・布施 檀那(だんな)波羅蜜‥‥‥財施・無畏施・法施を行ずること。

・持戒 尸羅(しら)波羅蜜‥‥‥‥戒と律を保持すること。

・忍辱 羼提(せんだい)波羅蜜‥‥苦難に耐え忍ぶこと。

・精進 毘梨耶(びりや)波羅蜜‥‥身心を精励すること。

・禅定 禅那(ぜんな)波羅蜜‥‥‥散乱の心を定止すること。

・智慧 般若(はんにゃ)波羅蜜‥‥諸法に通達する智と断惑証理する慧。

 

前の5つの波羅蜜は、この般若波羅蜜を成就するための手段であるとともに、般若波羅蜜がなければ成就しないとも言われています。

五戒(ごかい)

出家・在家を問わず、佛弟子として守らねばならない最低限の五つの戒めです。

生活の中で自己を振り返り、常に五戒を保てているか確認・反省しましょう。

 

・不殺生戒(ふせつしょうかい)  生き物を殺さない

・不偸盗戒(ふちゅうとうかい)  与えられないものを取らない

・不邪淫戒(ふじゃいんかい)  よこしまな男女関係を持たない

・不妄語戒(ふもうごかい)  嘘をつかない・暴言を吐かない

・不飲酒戒(ふおんじゅかい)  酒を飲まない

 

八戒 上記の五戒に三戒を合わせて八戒とします。

なお、法華経にはこれらの八戒は登場しません。

 

・不塗飾香鬘舞歌観聴戒(ふとしょくこうまんぶかかんちょうかい)

  身を飾ったり香をつけたりしない・歌舞等の娯楽を見ない

・不眠坐高広厳麗床上戒(ふみんざこうこうごんれいしょうじょうかい)

  贅沢なベッドに寝ない

・非時食戒(ひじしきかい)

  昼過ぎにものを食べない

五種法師(ごしゅほっし)

この法華経との向き合い方に五種法師といわれる修行方法があります。

五種法師とは、妙法蓮華経法師功徳品第十九にある5種類の修行の方法。

また、これらの修行をする人のことを言います。

受持、読、誦、解説、書写がありますが、以下で個別に詳しく見ていきます。

 

・受持 法華経に記述されている佛の言葉を、自己の生命に重ね合わせて生活すること。

    また、読、誦、解説、書写の4種の法師を実践することも法華経の受持といえます。

・読誦 読は、経文を見ながら読むこと。誦は、経文を声に出して暗誦すること。

    勝嚴寺では、毎月8日に読経の練習をしています。

・解説 佛の説いた教えを、よく理解し、他の人に伝えること。

・書写 経文を書き写すこと。書写行をご希望の方はお気軽にご相談ください。

 

五種法師の功徳

『是の法華経を受持し、若しは讀み、若しは誦し、若しは解説し、若しは書寫せん。是の人は當に八百の眼の功徳・千二百の耳の功徳・八百の鼻の功徳・千二百の舌の功徳・八百の身の功徳・千二百の意の功徳を得べし。是の功徳を以て六根を荘厳して皆清浄ならしめん』

(妙法蓮華経 法師功徳品 第十九)

唱題行(しょうだいぎょう)

唱題とは、『南無妙法蓮華経』と唱えることです。 『南無』とは、帰依する・全てを委ねるという意味で、すなわち『南無妙法蓮華経』とは『わたくしはこの妙法蓮華経を絶対的に信じています』という、強い信仰の告白なのです。

南無妙法蓮華経の御題目を、私たちが一心に、何回もお唱えすることにより、法華経の教えへの信心もより頑固なものとなっていきます。

すなわち、南無妙法蓮華経とお唱えすることは、法華経の説く真実の智慧・力に帰依することなのです。

水行(すいぎょう)

身体の汚れはお風呂で落とせますが、過去から積み重ねた罪障などの魂の穢れまでは落とせません。

法華経の肝文を唱え、清浄なる水をかぶることで、自己の罪障消滅を祈り、水神明王・八大龍王の御威力をいただきます。

勝嚴寺の水行場の開設期間は12月8日~1月15日です。

水行の希望者は前日までにお申し込みください。

仕事を持つ一般在家の信者が、毎日厳しい戒律を守って生活していくのはなかなか困難です。

ですから、昔から在家の方は、月ごとに幾日か日を決めて、その日だけは身を潔斎して精進するようにしていました。だいたい月に六日間行うことが多かったようです。

 

ぜひ皆様もご自分で日を定めて、時間的に少しの間だけでも、下記の数ある中の一つだけでも、持戒を実行してみましょう。

あなたもその日から佛知見の道を歩む行者。すなわち末法の世に大乗地涌の菩薩として生まれ変わるのです。

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